秋の風物詩は第3木曜日

いつもブログをご覧いただきありがとうございます。トライアンフ札幌のオオバです。

突然ですが皆さん、お酒は好きですか?単にお酒といっても、ビールやワイン、日本酒などよく知られたものから日本では馴染みのないものまで、世界には非常にたくさんのお酒が存在しています。その中でも今日は、あるワインについてお話しようと思います。

そもそもワインとは?というところなのですが、ぶどうを原料とした醸造酒のことをいいます。ぶどうは有史以前から自生し、人々に珍重されていました。貴重な食料として保存されていたぶどうはやがて自然に潰れて果汁が発酵し、アルコールを含む液体となりました。これがワインの原型というわけです。古代エジプトの壁画などにもあるワインはわたしたち人類ととても長い付き合いのお酒なのです。

様々なワインがある中で,11月の第3木曜日はあるワインの解禁日として定められています。お酒を飲まない方も一度は聞いたことがあると思います。それが、秋の風物詩「ボジョレーヌーヴォー」です。11月になると、コンビニやデパートなど色々なところで目にしますよね。ボジョレーとはパリから南東のブルゴーニュ地方でもだいぶ南寄りにある地区のこと。ヌーヴォーとは、フランス語で「新しい=New」を意味します。つまり、ボジョレー地区でその年にできた新酒をボジョレーヌーヴォーと言うんですね。

タイトルにもあった通り,ボジョレーヌーヴォーは解禁日が毎年11月第3木曜日の午前0時と決められているのが特徴の一つです。今では解禁日がお馴染みのものとなりましたが当初は特にルールはありませんでした。しかし、ボジョレーヌーヴォーを造り始めたころ、ワイン生産者はどこよりも早く、消費者の手元に届けたいという願いから出荷を急いでしまい、その結果質の悪いワインも出回って、せっかく世界に認められたボジョレーの評判を落としかねないほどでした。ワインの品質を下げないために、フランス政府が1967年に解禁日を定めたのですが、それが11月15日でした。もちろん、解禁されるまでは販売も飲むことも許されないのです。11月15日設定したのは良いものの、この日が土日・祝日と重なってしまうと配送が滞ってしまう事になるため、1985年、フランス政府が休日に重ならないように解禁日を再考した結果、現在の11月第3木曜日の午前0時になったのです。

味わいの特徴は何と言っても新酒ならではの軽やかなテイストにあります。若いガメイ種から造られるので、タンニンが少なく酸味も穏やかな印象です。イチゴ、木苺、さくらんぼをイメージさせ、スミレやバラのアロマが心地よく広がります。フルーティーかつチャーミングな味わいで、ボジョレーヌーヴォーを飲んでワインを好きになった方も大勢いらっしゃるのではないでしょうか。

ボジョレーヌーヴォーの歴史いかがでしたか?ちなみに私はまだ飲んだことないのですが、ワイン自体の温度も常温ではなく少し冷たい程度で飲むと、より果実味を感じることが出来て、特に和食でも甘辛いタレを使った料理とは相性が良く、肉じゃがやうなぎの蒲焼、焼き鳥とは相性抜群らしいですよ〜!!